2級土木(第二次) ミニテスト

2級土木施工管理技士 施工管理法(記述)練習問題③【無料・解答解説付き】

2級土木施工管理技士 施工管理法(記述)ミニテスト 第3回

第二次検定では、施工管理法に関する穴埋め・短文記述・正誤判定の問題が出題されます。第1回(品質管理)第2回(環境対策)に続く最終回として、安全管理を中心に5問出題します。

施工管理法の記述対策」や「安全管理(土止め・型枠・クレーン・酸欠防止)をわかりやすく解説」を復習してから挑戦しましょう。

テスト情報

形式:穴埋め・短文記述・正誤判定(模範解答付き)

問題数:5問

分野:安全管理(墜落防止・掘削・クレーン・酸欠)

目標時間:25分

施工管理法(記述)ミニテスト(全5問)

問1:穴埋め(墜落防止措置)

次の文章の(ア)〜(オ)に当てはまる適切な語句または数値を記入しなさい。

高さが(ア)m以上の箇所で作業を行う場合は、墜落防止のための措置を講じなければならない。足場の作業床の幅は(イ)cm以上、手すりの高さは(ウ)cm以上とし、中さん等を設ける。高所作業において作業床を設けることが困難な場合は、労働者に(エ)を使用させなければならない。また、足場の組立て等の作業には(オ)を選任しなければならない。

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(ア)2  (イ)40  (ウ)85  (エ)要求性能墜落制止用器具(安全帯)  (オ)作業主任者(足場の組立て等作業主任者)

建設業における死亡事故の原因で最も多いのが墜落・転落です。高さ2m以上の作業では必ず墜落防止措置が必要になります。2019年の法改正で「安全帯」は「墜落制止用器具」に名称変更され、高さ6.75m超ではフルハーネス型が義務化されました。

問2:短文記述(掘削作業の安全対策)

地山の掘削作業における安全対策について、以下の2点を記述しなさい。

(1)掘削面の高さが一定以上の場合に必要な措置を2つ記述しなさい。

(2)明り掘削において事前に確認すべき事項を2つ記述しなさい。

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(1)掘削面の高さに応じた措置

①掘削面の高さが2m以上になる場合は、地山の掘削作業主任者を選任しなければならない。作業主任者は掘削面の点検、土止め支保工の確認、作業員の指揮を行う。

②掘削面の高さが1.5m以上になる場合は、土留め支保工を設けるか、安全な勾配(法勾配)で掘削しなければならない。地山の種類に応じた掘削面の勾配基準(砂質土は35°以下、岩盤は75°以下など)を守る。

(2)明り掘削の事前確認事項

①掘削範囲の地中に埋設物(ガス管・水道管・電力ケーブル等)がないか確認する。図面との照合、試掘による確認を行い、埋設物がある場合は管理者と協議のうえ防護措置を講じる。

地質・地下水の状況を調査し、湧水の有無、地山の強度(N値等)を把握して掘削方法や土留め工法を決定する。

問3:穴埋め(クレーン作業の安全)

次の文章の(ア)〜(ウ)に当てはまる適切な語句または数値を記入しなさい。

つり上げ荷重が(ア)t以上の移動式クレーンの運転には、移動式クレーン運転士免許が必要である。強風のため危険が予想される場合、風速が(イ)m/s以上のときは移動式クレーンの作業を中止しなければならない。また、クレーンを用いた作業では、つり荷の下への(ウ)を禁止しなければならない。

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(ア)5(※1t以上5t未満は技能講習)  (イ)10  (ウ)立入り(人の立入り)

クレーンの安全管理は定番の出題テーマです。「5t以上は免許」「風速10m/sで作業中止」「つり荷の下に入らない」の3つは必ず覚えましょう。実際の現場では、朝礼で風速を確認し、吹流しやウィンドソックで風の状態を監視しています。

問4:正誤判定(安全管理)

次の記述のうち、誤っているものを1つ選び、正しい内容に書き直しなさい。

①酸素欠乏危険場所で作業を行う場合は、作業開始前に酸素濃度を測定し、酸素濃度が18%以上であることを確認する。

②型枠支保工の組立て等の作業には、型枠支保工の組立て等作業主任者を選任しなければならない。

③車両系建設機械の運転は、機体質量が3t以上の場合は免許が必要である。

④新規入場者に対しては、現場の危険箇所や安全ルールについて安全教育(新規入場者教育)を行う。

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誤り:③

車両系建設機械(整地・運搬・積込み用および掘削用)の運転は、機体質量が3t以上の場合は技能講習(免許ではない)が必要である。3t未満の場合は特別教育で運転できる。

(正しい記述:「車両系建設機械の運転は、機体質量が3t以上の場合は技能講習が必要である。」)

「免許」が必要なのはクレーン(5t以上)やボイラーなど限られた機械です。車両系建設機械は「技能講習」である点がひっかけポイント。①②④はいずれも正しい記述です。

問5:短文記述(酸素欠乏防止)

酸素欠乏危険場所での作業について、以下の2点を記述しなさい。

(1)酸素欠乏危険場所に該当する場所の例を2つ挙げなさい。

(2)酸素欠乏を防止するための具体的な措置を2つ記述しなさい。

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(1)酸素欠乏危険場所の例

マンホール・暗渠(あんきょ)・ピットの内部:地下の密閉空間で酸素が消費されたり、硫化水素が発生したりする。

深い井戸・ずい道(トンネル)・ケーソンの内部:地山からのガス噴出や酸素の欠乏が起こる。

(2)酸素欠乏防止の措置

①作業開始前に酸素濃度を測定(酸素濃度18%以上、硫化水素濃度10ppm以下であることを確認)し、作業中も継続的に換気を行って新鮮な空気を供給する。

酸素欠乏危険作業主任者を選任し、測定器具の点検、作業方法の決定、作業者への保護具の着用指示などを行わせる。また、緊急時に救出できるよう空気呼吸器や命綱を常備する。

全3回のまとめ

全3回で学んだテーマ

  • 第1回(品質管理):コンクリートの養生・スランプ・盛土の締固め・QC7つ道具
  • 第2回(環境対策):騒音振動・建設リサイクル法・水質汚濁防止・マニフェスト
  • 第3回(安全管理):墜落防止・掘削作業・クレーン・酸素欠乏防止

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