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1級建築 第一次検定の出題構成と攻略法【2026年・72問】

1級建築 第一次検定の出題構成と攻略法【2026年・72問】

令和8年度問題で最初に押さえる4点

  • 第一次検定は72問出題、指定された60問を解答し、各問題1点です。
  • 合格には全体で36問以上に加え、施工管理法の応用能力問題で10問中6問以上が必要です。
  • 応用能力問題はNo.51〜60の10問で、令和8年度は五肢択一です。
  • 選択区分は6/9、7/10、8/10、8/12など複数あるため、知識と同じくらい解答数の管理が重要です。

1級建築施工管理技士の第一次検定は、建築学、躯体・仕上げ施工、施工管理法、法規まで範囲が広い試験です。ただし、72問を全部解く試験ではありません。全問必須の区分を固め、選択区分では根拠を説明できる問題から必要数だけ選ぶことが攻略の軸になります。

この記事では、2026年7月19日に実施された令和8年度の公式問題、正答肢・配点、受検の手引を照合し、問題番号ごとの解答数、二重の合格基準、科目別の復習手順を整理します。申込や受検資格は1級建築の2026年度受検案内、教材選びは1級建築の2026年版テキスト・問題集を参照してください。

更新日:2026年7月28日。この記事は一般財団法人建設業振興基金の令和8年度公式資料を基準にした当サイト独自の学習整理です。問題構成や合格基準は変更される可能性があるため、受検年度の公式資料を優先してください。

令和8年度は72問から60問を解答する

問題番号 出題→解答 主な範囲・形式
No.1〜6 6→6(必須) 環境・建築学
No.7〜15 9→6(選択) 構造・力学
No.16〜20 5→5(必須) 建築一般・設備等
No.21〜30 10→7(選択) 躯体施工
No.31〜40 10→8(選択) 仕上げ施工
No.41〜44 4→4(必須) 施工計画等・四肢択一
No.45〜50 6→6(必須) 品質・工程・安全等
No.51〜60 10→10(必須) 応用能力・五肢択一
No.61〜72 12→8(選択) 法規・四肢択一

午前はNo.1〜44から36問を解き、試験時間は10時15分〜12時45分の150分です。午後はNo.45〜72から24問を解き、14時15分〜16時15分の120分です。午前だけ、午後だけの受検はできません。

古い出題区分をそのまま使わない

旧本文は「建築学等15問から12問」「施工管理法の応用能力6問」「五肢二択」としていましたが、令和8年度問題とは一致しません。知識解説を旧教材で学ぶ場合も、選択数・問題番号・形式は最新の公式問題で上書きしてください。

合格基準は全体と応用能力の二重判定

建設業振興基金が公表した令和8年度の正答肢・配点では、解答する60問は各1点、60点満点です。原則の合格基準は全体60%以上なので、36問以上の正解が必要です。

それだけではありません。No.51〜60の施工管理法(応用能力)にも60%以上という基準があり、10問中6問以上が必要です。たとえば全体40点でも応用能力が5点なら、二つ目の基準を満たしません。反対に応用能力が6点でも全体35点なら、全体基準へ届きません。

各区分を一律6割で計算するより、まず応用能力で6点を再現できる状態を独立して確認し、そのうえで全体36点に必要な得点源を組みます。合格基準は試験の実施状況等を踏まえて変更される可能性があるため、最終的には年度ごとの確定発表を確認します。

No.1〜20|建築学は必須11問と選択6問を分ける

令和8年度のNo.1〜6は伝熱、換気、音、照明などを含む建築学の必須区分です。計算問題では、公式だけを暗記せず、単位と与条件を式の横へ書きます。換気なら「発生量」「室内許容濃度」「外気濃度」のどれを使うのかを図にすると、数字の取り違えを減らせます。

No.7〜15は9問から6問を選ぶ構造・力学の区分です。外せる3問があるからといって、構造力学を最初から全部捨てるのは危険です。年度により取りやすい論点が変わるため、反力・曲げモーメント、RC造、S造、木造、基礎の基本を一巡し、公式問題を見てから6問を決められる幅を持たせます。

No.16〜20は5問すべてを解答します。令和8年度では植栽、設備、契約・積算に関わる知識も含まれました。「建築学は15問から12問だけ」という旧区分で学ぶと、この必須5問を見落とします。まず必須11問の正答根拠を優先し、選択6問を後から上積みする順番が安全です。

No.21〜40|躯体7問・仕上げ8問を当日選ぶ

No.21〜30の躯体施工は10問から7問を選びます。令和8年度には仮設、地盤、鉄筋、型枠、コンクリート、鉄骨などが含まれました。実務で扱う工種は理解しやすい一方、現場の社内基準と試験の一般的な基準が同じとは限りません。「現場ではこうした」だけで決めず、選択肢の条件まで読みます。

No.31〜40の仕上げ施工は10問から8問です。防水、石・タイル、建具、塗装、内装などを広く確認する必要があり、外せるのは2問だけです。材料名と数字を別々に覚えるより、「下地の確認→材料の準備→施工→養生・検査」という工程へ数値を置くと混同を減らせます。

選択問題は、得意な工種を事前に固定するのではなく、各問へA=根拠まで分かる、B=二択で迷う、C=根拠がないの印を付けます。Aから必要数を選び、不足分だけBへ戻ります。7問・8問を超えて解答すると減点になるため、選択数の最終確認までを演習に含めます。

No.41〜50|施工管理法の知識10問は全問必須

午前のNo.41〜44と午後のNo.45〜50は、施工計画、品質管理、工程管理、安全管理などの知識を問う必須10問です。令和8年度のNo.41では事前調査や準備作業、No.45では品質管理が扱われました。

この区分は「用語の定義」だけでなく、現場条件に対して何を調べ、どの時点で判断するかを整理します。たとえば事前調査なら、近接構造物、地盤、埋設物、周辺環境のうち工事へ影響する条件を施工計画の前に確認します。品質管理なら、目標品質、作業標準、検査、異常時の是正を一連の流れとして説明できる状態を目指します。

施工計画・工程管理品質管理・安全管理は、用語を管理目的へつなげる復習に使えます。正答番号ではなく、誤っている肢のどの条件を直せば正しくなるかを一行で残してください。

No.51〜60|応用能力10問を独立して対策する

応用能力問題は10問すべてを解く五肢択一で、5つから正しいと思う肢を1つ選びます。旧記事の「6問」「五肢二択」「2つとも正解で得点」という説明は令和8年度には当てはまりません。

令和8年度では、RC造の継手位置、コンクリート、鉄骨、仕上げ施工などについて、図や施工条件を読んで適否を判断する問題が並びました。単語カードだけでは、条件が変わったときに判断できません。次の順で一肢ずつ検討します。

  1. 対象を特定する:部位、材料、工法、施工段階を問題文から抜き出す。
  2. 条件を図へ置く:位置、寸法、荷重方向、施工順序を問題図へ書き込む。
  3. 基準と目的を結ぶ:なぜその位置・手順・管理値が必要かを説明する。
  4. 五つを最後まで比較する:最初に正しそうな肢が見つかっても、他の肢の条件を確認する。

模擬試験では全体点と別に、No.51〜60相当の得点を記録します。6/10を一度取っただけで終えず、別年度や順番を変えた問題でも繰り返せるか確認します。サイト内の応用能力問題対策施工管理法の独自練習10問は弱点確認に使えますが、本番形式の確認は公式問題で行ってください。

No.61〜72|法規は12問から8問を選ぶ

法規は建築基準法、建設業法、労働安全衛生法などを含む12問から8問を選びます。法令の数字だけを抜き出すと、誰に対する義務なのか、どの規模・作業で適用されるのかが混ざります。

「主体→対象→行為→期限・金額・高さ」の順で1行に整理し、最後に数字を付けます。古い教材は、制度や金額が現在の法令と異なる可能性があります。令和8年度問題は、法令等について2026年1月1日時点で有効なものを基準としているため、受検年度の基準日も確認してください。

12問全部を同じ深さで学ぶのではなく、公式問題でA判定を8問確保できるかを確認します。ただし特定の法律を丸ごと捨てると、別年度で取りやすい問題を失います。各法の目的と適用場面までは一巡し、その後に弱い条文を絞る方が選択の余地を残せます。

最初の公式問題はA・B・C・Rで診断する

学習を始めるときは、令和8年度の公式問題を時間を測らずに解きます。点数だけでなく、各問を次の4種類へ分けます。

状態 次の行動
A 根拠まで説明できる 日を空けて再確認
B 正解したが迷った 五つの肢を直す
C 用語・基準が不明 該当科目へ戻る
R 読み違い・転記ミス 確認手順を決める

正解でもBなら未完成です。不正解でも、誤りの理由を説明できるようになれば前進です。全体のA数と応用能力10問のA数を別に数えると、「全体は伸びたが応用能力が足りない」という状態を早めに発見できます。

6週間モデル|固定時間より到達条件で進める

次は当サイト独自の学習モデルで、公式の推奨時間や合格保証ではありません。学習期間は現在の知識、実務経験、確保できる時間により変わります。

主な範囲 終える条件
1 公式問題で診断 全60解答をA〜Rへ分類
2 No.1〜20 必須11問の根拠を確認
3 躯体・仕上げ Aを7問・8問確保
4 施工管理法 知識10問を理由まで修正
5 応用能力・法規 応用能力6/10を別年度でも確認
6 午前・午後の通し演習 60問・各選択数・転記を確認

より長い計画の組み方は1級建築の独学勉強法・学習スケジュールへつなげます。忙しい週に崩れたら、遅れを倍速で埋めず、Cが多い必須区分から「5問解く→誤りを1行で直す」で再開してください。

午前150分・午後120分の見直し手順

次の配分は練習用の一例で、公式の推奨ではありません。自分の解答速度に合わせて調整します。

午前:36問を解答する

  1. 最初の10分:6/9、7/10、8/10の選択欄を確認し、A・B・Cを付ける。
  2. 次の100分:必須15問とA判定の選択問題を解く。長い計算は印を付ける。
  3. 次の25分:不足する選択数をBから補い、合計36問を確定する。
  4. 最後の15分:問題番号、空欄、二重マーク、選択数超過を確認する。

午後:応用能力を先送りしない

  1. 最初の45分:No.45〜60の必須16問を解き、応用能力へ十分な時間を残す。
  2. 次の45分:No.61〜72から根拠のある8問を選ぶ。
  3. 最後の30分:応用能力10問を再確認し、法規8問、合計24問のマークを照合する。

サイト内の第一次検定の独自模擬試験30問は弱点の発見には使えますが、公式の72問・午前午後構成を再現したものではありません。最終演習は令和8年度の公式問題を午前と午後に分けて行います。

よくある失敗を先に防ぐ

  • 72問を全部マークする:選択区分で指定数を超えると減点になります。
  • 全体点だけを見る:応用能力10問の6点基準を別に確認する必要があります。
  • 旧形式の五肢二択で練習する:令和8年度の応用能力は五肢択一です。
  • 経験のある工種だけで判断する:問題文の部位・条件・施工段階まで照合します。
  • 法規の数字だけを覚える:主体・対象・義務が分からないと似た数字を取り違えます。
  • 模試の正答番号を暗記する:誤っている肢を直せなければ、言い換えに対応できません。

理解度チェック

Q1. 令和8年度の第一次検定は、72問から何問を解答する?

60問です。選択区分ごとの指定数を守って解答します。

Q2. 応用能力問題は何問あり、何問以上の正解が原則必要?

No.51〜60の10問で、6問以上です。全体36問以上とは別に確認します。

Q3. 令和8年度の応用能力問題の解答形式は?

五肢択一です。5つの肢から正しいと思うものを1つ選びます。

Q4. 選択問題で指定数を超えて解答するとどうなる?

減点となります。知識だけでなく、選択区分ごとの解答数を数える練習が必要です。

確認に使った一次情報

公式問題は試験実施機関の著作物です。この記事では問題文を転載せず、学習に必要な構成と確認手順を独自に整理しています。受検年度の問題・正答肢・確定合格基準は、建設業振興基金の最新発表で確認してください。

まとめ|60問と応用能力10問を別々に管理する

  • 令和8年度は72問出題、指定された60問を解答し、各問題1点です。
  • 全体36/60以上と、応用能力6/10以上の両方が必要です。
  • 応用能力はNo.51〜60の五肢択一で、旧形式の6問・五肢二択ではありません。
  • 選択区分はA・B・Cで候補を決め、指定数超過を最後に確認します。
  • 公式問題で診断し、正答番号ではなく誤った肢の理由を直します。

第一次検定の次に第二次検定まで見通す場合は、1級建築 第二次検定の出題構成と攻略法へ進んでください。第一次の応用能力で身につけた「条件を読み、根拠から適否を判断する」習慣は、第二次の記述にもつながります。

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