1級建築(第一次) ミニテスト

1級建築 構造力学 練習問題①【無料・10問・解説付き】

1級建築施工管理技士の「構造力学」分野から10問出題します。反力計算・断面力・トラス・不静定構造物の基本を確認しましょう。

7問以上正解を目指しましょう!


構造力学 ミニテスト 第1回

問1

支点に関する記述として、正しいものはどれか。

(1)ローラー支点の反力は2つである
(2)ピン支点の反力は1つである
(3)固定支点の反力は3つである
(4)ローラー支点は回転を拘束する

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正解:(3)
固定支点は鉛直・水平・モーメントの3つの反力を持つ。ローラーは1つ、ピンは2つ。ローラーは水平移動と回転が自由。

問2

スパン6mの単純梁(左端ピン、右端ローラー)のA点から2mの位置に集中荷重12kNが作用する。右端Bの鉛直反力RBはいくらか。

(1)2kN (2)4kN (3)6kN (4)8kN

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正解:(2)4kN
ΣM(A)=0より、RB×6 - 12×2 = 0 → RB = 24/6 = 4kN

問3

単純梁の中央に集中荷重Pが作用するとき、最大曲げモーメントはどれか。

(1)PL/2 (2)PL/4 (3)PL/8 (4)PL

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正解:(2)PL/4
単純梁・中央集中荷重の最大曲げモーメントはスパン中央でPL/4。暗記必須の公式。

問4

単純梁に等分布荷重wが作用するとき、最大曲げモーメントはどれか。

(1)wL/4 (2)wL²/4 (3)wL²/8 (4)wL²/2

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正解:(3)wL²/8
単純梁・等分布荷重の最大Mはスパン中央でwL²/8。片持梁ならwL²/2。

問5

トラスに関する記述として、最も不適当なものはどれか。

(1)トラスの部材には軸方向力のみが作用する
(2)トラスの各節点はピン接合である
(3)トラスの部材には曲げモーメントが生じる
(4)節点法で部材力を求めることができる

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正解:(3)
トラスは両端ピン接合なので曲げモーメントは生じない。軸方向力(引張or圧縮)のみ。

問6

不静定構造物に関する記述として、正しいものはどれか。

(1)つり合い条件だけで反力を求めることができる
(2)温度変化によって応力は生じない
(3)支点沈下によって応力が生じる
(4)1つの部材が破壊すると直ちに崩壊する

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正解:(3)
不静定構造物は拘束が多いため支点沈下や温度変化で応力が生じる。(1)変形条件も必要。(2)温度変化でも応力が生じる。(4)力を再分配できるため即崩壊しにくい。

問7

片持梁の先端に集中荷重Pが作用するとき、固定端の最大曲げモーメントはどれか。

(1)PL/4 (2)PL/2 (3)PL (4)2PL

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正解:(3)PL
片持梁・先端集中荷重の最大Mは固定端でPL。単純梁のPL/4と混同しないこと。

問8

静定構造物に関する記述として、正しいものはどれか。

(1)温度変化で応力が生じる
(2)支点沈下で応力が生じる
(3)反力の数がつり合い条件式の数と等しい
(4)両端固定梁は静定構造物である

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正解:(3)
反力数=条件式数のとき静定。(1)(2)静定では温度変化・支点沈下で応力は生じない。(4)両端固定梁は3次不静定。

問9

たわみに関する記述として、最も不適当なものはどれか。

(1)スパンが2倍になると、たわみは集中荷重で8倍になる
(2)ヤング係数が大きいほどたわみは小さい
(3)断面二次モーメントが大きいほどたわみは小さい
(4)スパンが2倍になると、たわみは等分布荷重で8倍になる

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正解:(4)
等分布荷重のたわみはL⁴に比例するため2倍で16倍。集中荷重はL³で8倍。「等分布で8倍」は不正解。

問10

両端固定梁の不静定次数はいくつか。

(1)1次 (2)2次 (3)3次 (4)4次

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正解:(3)3次
両端固定梁の反力は3+3=6つ。つり合い条件式は3つ。6-3=3次不静定


お疲れさまでした!

この練習問題で確認する力

この構造力学の練習問題①では、1級建築施工管理技士の第一次検定でつまずきやすい「力のつり合い」「反力」「曲げモーメント」「応力度」「座屈」の基礎を確認します。計算問題は、公式を覚えるだけでなく、どの式を使う状況なのかを判断できるかが得点差になります。

確認する力 問題を解くときの見方
反力 支点条件、荷重位置、力のつり合い、モーメントのつり合いを順に確認する。
曲げモーメント どの断面で最大になるか、せん断力図との関係を意識する。
応力度 断面積、断面係数、曲げ応力度、単位の取り違えを確認する。
座屈 細長比、座屈長さ、端部条件、圧縮材の不安定性を整理する。

構造力学の解き方

計算前に見る順番

  1. 支持条件を確認し、ピン、ローラー、固定端の違いを見ます。
  2. 荷重の種類を確認し、集中荷重、等分布荷重、モーメント荷重を分けます。
  3. 単位をそろえ、kN、N、mm、mを混在させないようにします。
  4. つり合い式を立て、反力を求めてから断面力や応力度へ進みます。
  5. 選択肢の桁を見て、計算ミスや単位換算ミスがないか確認します。

採点後の復習手順

構造力学は、正解数だけでなく「どの段階で間違えたか」を分けると復習効率が上がります。問題文の読み違い、支点条件の見落とし、式の選択ミス、単位換算ミスを同じ「不正解」として扱わないことが重要です。

間違い方 復習方法
支点条件を誤った 反力の向きと数を図に書き、つり合い式を立て直す。
曲げモーメントの位置を誤った せん断力が0になる位置や支点・荷重点の前後を確認する。
単位換算で誤った NとkN、mmとmを式に入れる前に統一し、答えの桁を選択肢で確認する。
公式を選び間違えた 曲げ、軸力、せん断、座屈を分け、問題が求めている量を先に線引きする。

公式情報とあわせて確認すること

当サイトの練習問題は、学習理解を助ける目的で独自に作成したものです。試験日程、受検資格、出題範囲、合格基準の最終確認は、1級建築施工管理技士の試験実施機関である 一般財団法人 建設業振興基金 の公式情報を確認してください。

次に復習する記事

よくある質問

Q. 構造力学は捨ててもよいですか?

A. 完全に捨てるのはおすすめしません。難問を追いすぎる必要はありませんが、反力、曲げモーメント、応力度の基本問題は、短い復習で得点につながりやすい分野です。

Q. 計算が苦手な場合、何から始めればよいですか?

A. まず支点条件と力のつり合いだけに絞ってください。反力を正しく求められるようになると、曲げモーメントや応力度の問題へ進みやすくなります。

Q. 公式暗記だけで解けますか?

A. 公式暗記は必要ですが、どの条件で使う式なのかを判断できないと選択肢で迷います。問題文を図にし、支点・荷重・単位を確認してから式を選ぶ練習が有効です。

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