2級建築(第二次) ミニテスト

2級建築施工管理技士 経験記述(品質管理)練習問題②【無料・模範解答付き】

2級建築施工管理技士 施工経験記述(品質管理)ミニテスト 第2回

結論から言います。第2回は防水工事とタイル工事の品質管理がテーマです。どちらも「施工後に見えなくなる」部分の品質を確保する点が共通しています。

第1回のコンクリート工事に続き、仕上げ工事における品質管理の記述力を鍛えましょう。「施工経験記述の書き方(品質管理)例文・採点ポイント」の内容を実践する練習です。

テスト情報

形式:記述式(模範解答付き)

問題数:3問(テーマ選択+課題・対策・結果の記述練習)

テーマ:防水工事またはタイル工事の品質管理

目標時間:30分

品質管理記述 第2回のポイント

第2回は防水工事・タイル工事の品質管理がテーマ。品質管理は出題テーマが3つに絞られるため、3パターン準備すれば確実に対応できます。

  • 防水工事:「漏水の原因→防水層の施工品質」の因果関係を具体的に
  • タイル工事:「浮き・剥落防止」が課題。接着力の確認方法を数値で
  • 第1回のコンクリート工事と合わせて、3パターンの記述を用意しましょう

問題1:テーマの選択と技術的課題

【問題】

あなたが経験した建築工事において、防水工事またはタイル工事の品質管理上、特に留意した技術的課題を1つ挙げ、その課題を選んだ理由とともに記述しなさい。

🎯 防水・タイル工事で書きやすいテーマ

  • 屋上アスファルト防水:下地の乾燥状態、プライマーの塗布量、防水層の立上り寸法
  • 外壁シーリング工事:プライマー処理、バックアップ材の選定、打設後の養生
  • 外壁タイル張り:下地モルタルの塗り厚管理、接着力試験、打診検査
  • 浴室・水回りの防水:FRP防水やウレタン塗膜防水の膜厚管理
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【模範解答例A:屋上アスファルト防水】

当該工事はRC造8階建共同住宅の新築工事であり、屋上に露出アスファルト防水を施工した。屋上防水は建物の耐久性を左右する重要な工種であり、漏水が発生すると居住者に大きな被害を与える。特にアスファルト防水はコンクリート下地の含水率が高いと膨れの原因となるため、下地の乾燥状態の確認と防水層の施工品質の確保が技術的課題となった。

【模範解答例B:外壁タイル張り】

当該工事はRC造7階建共同住宅の新築工事であり、外壁に45二丁掛けタイルを密着張りで施工した。外壁タイルは高所に施工するため、剥落すると歩行者への重大な危害を及ぼす恐れがある。施工面積が約1,200㎡と広く、施工時期が1月〜2月の冬期にあたるため、低温環境下でのモルタルの接着力確保と剥落防止が技術的課題となった。

問題2:対策の記述

【問題】

問題1で挙げた技術的課題に対して、あなたがとった具体的な対策を2つ以上記述しなさい。各対策には、実施した内容・管理基準の数値を含めること。

📌 対策の記述で加点される要素

  • 管理基準の数値:「含水率8%以下」「接着強度0.4N/mm²以上」「塗り厚5mm」など
  • 検査方法の具体名:「打診検査」「引張接着力試験」「高周波水分計による測定」
  • 管理の頻度・範囲:「各階1箇所以上」「全面打診」「ロットごとに3箇所」
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【模範解答例A:屋上アスファルト防水の対策】

① 防水工事の着手前に、コンクリート下地の含水率を高周波水分計で測定し、含水率が8%以下であることを確認してから施工を開始した。
② プライマーは規定の塗布量(0.2kg/㎡)を遵守し、塗りムラが生じないよう2回塗りを標準とした。
③ アスファルトルーフィングの重ね幅を100mm以上確保し、端部の立上り高さを300mm以上とした。接合部はバーナーで均一に加熱し、はみ出し量を目視で確認した。
④ 防水層完成後に水張り試験(24時間以上)を実施し、漏水がないことを確認した。

【模範解答例B:外壁タイル張りの対策】

① 張付けモルタルの凍結防止のため、外気温が5℃以下の日は施工を中止した。やむを得ず施工する場合は、シートで養生してジェットヒーターで5℃以上を確保した。
改良圧着張り(下地面とタイル裏面の両方にモルタルを塗布)を採用し、接着力を高めた。
③ 張付け後の全面について打診検査を実施し、浮き部分は即座にエポキシ樹脂注入で補修した。
④ 各階1箇所以上の引張接着力試験を実施し、接着強度が0.4N/mm²以上であることを確認した。

問題3:結果の記述

【問題】

問題2の対策を実施した結果について記述しなさい。品質の確認方法と、確認できた具体的な数値または成果を含めること。

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【模範解答例A:屋上アスファルト防水の結果】

水張り試験の結果、24時間経過後も漏水は確認されなかった。下地含水率は施工時すべてのエリアで8%以下を確認済みであり、防水層の膨れや剥がれも発生しなかった。竣工後1年点検においても漏水の報告はなく、屋上防水の品質を確保することができた。

【模範解答例B:外壁タイル張りの結果】

打診検査の結果、浮き率は施工面積全体の0.5%以下に抑えることができた。引張接着力試験では、全箇所で接着強度が0.4N/mm²以上を満足し、最小値でも0.52N/mm²を確認した。冬期施工にもかかわらず、凍害によるモルタルの劣化や接着不良は発生せず、タイル工事の品質を確保することができた。

自己採点のチェックリスト

No. チェック項目 配点
1 防水またはタイルの具体的な工種が特定されているか 2点
2 課題の理由に「なぜ品質管理が難しいのか」の技術的根拠があるか 2点
3 対策に管理基準の数値が含まれているか 2点
4 検査方法の具体名が記載されているか(打診、水張り試験など) 2点
5 結果に品質確認の数値データが含まれているか 2点

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