2級土木施工管理技士の合格率|2026年最新データと難易度
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- 令和8年度の第一次検定(前期)は47.8%。14,060人が受検し、6,723人が合格しました。
- 令和7年度の第一次検定(秋の全体)は49.7%、第二次検定は53.7%でした。
- 合格基準は第一次・第二次とも得点60%以上。ただし、試験の実施状況等により変更される可能性があります。
- 合格率は受検者全体の結果です。「自分が受かる確率」や試験の難しさだけを示す数字ではありません。
2級土木施工管理技士の合格率は年度によって大きく動きます。令和6年度から令和7年度にかけて、第二次は35.3%から53.7%へ18.4ポイント上昇しました。しかし、この1年だけを見て「第二次が簡単になった」とは断定できません。問題、受検者層、受検資格の経過措置なども同時に変わるからです。
更新日:2026年7月28日。令和8年度は前期第一次の結果まで公表済みです。後期第一次と第二次の結果はまだ公表されていません。
2026年時点の最新合格率
| 検定・年度 | 受検者/合格者 | 合格率 |
|---|---|---|
| 令和8年度 第一次・前期 |
14,060人 6,723人 |
47.8% |
| 令和7年度 第一次・秋全体 |
24,556人 12,194人 |
49.7% |
| 令和7年度 第二次 |
21,111人 11,341人 |
53.7% |
「第一次・秋全体」は、第一次・第二次を同日に申し込んだ人のうち第一次を受けた層と、後期第一次だけを受けた層の合計です。前期と秋では受検時期も受検者の構成も異なるため、同じ母集団として単純比較はしません。
令和8年前期は47.8%
令和8年6月7日に行われた第一次検定(前期)は、14,060人中6,723人が合格しました。前年の令和7年前期は14,030人中7,274人、合格率51.8%です。受検者は30人増えましたが、合格者は551人減り、合格率は4.0ポイント低下しました。
この結果から言えるのは「令和8年前期では半数を少し下回った」という事実までです。1回分の結果だけで、来年度も難しくなる、特定分野が原因だった、とまでは分かりません。自分の対策には、合格率より令和8年度の公式問題で何問判断できたかを使う方が具体的です。
第一次検定は令和6年度から5.1ポイント上昇
| 秋の第一次・全体 | 受検者/合格者 | 合格率 |
|---|---|---|
| 令和6年度 | 25,686人/11,445人 | 44.6% |
| 令和7年度 | 24,556人/12,194人 | 49.7% |
令和7年度は、令和6年度より受検者が1,130人減る一方、合格者は749人増えました。合格率は5.1ポイント上がっています。それでも「約半数が合格する試験」であり、以前の記事にあった「55〜70%が普通」という見方は、現在の結果には当てはまりません。
第二次検定は35.3%から53.7%へ動いた
| 第二次検定 | 受検者/合格者 | 合格率 |
|---|---|---|
| 令和6年度 | 18,806人/6,646人 | 35.3% |
| 令和7年度 | 21,111人/11,341人 | 53.7% |
1年で18.4ポイント動いています。前年の数字だけから「第二次は35〜45%」と固定することも、最新年だけから「半数以上だから簡単」と言うこともできません。第二次は記述式で、公式の正答や設問別配点が公表されていません。過去の合格率は、学習範囲を減らす根拠ではなく、年度変動に耐える準備が必要だと読むべきです。
合格率だけでは難易度を決められない
同じ60%基準でも、合格率は次の要因で変わります。
- 問題の内容:得意分野が選択区分に何問出たか、初見の問い方があったか。
- 受検者の構成:前期、後期、第一次・第二次同日区分では準備状況が同じとは限りません。
- 受検資格:第二次は令和6〜10年度に新旧資格の経過措置があり、受検者層が変化します。
- 欠席者の扱い:公表値は受検者を母数とし、申込者全体の数字ではありません。
- 選択問題:全員が同じ選択問題へ答えるわけではなく、得意分野の組合せが結果へ影響します。
他の施工管理技士と比べたい場合も、同じ年度・同じ検定段階でそろえる必要があります。4種の比較は施工管理技士4種の公式合格率比較で条件をそろえて解説しています。
合格率でしてはいけない3つの計算
前期と後期を人数なしで平均する
二つの合格率を足して2で割るだけでは、受検者数の違いを無視します。前期と秋は実施区分も母集団も違うため、まず別々に読みます。年間値が必要なら、公式発表に合計がある範囲だけを使いましょう。
第一次と第二次を掛けてストレート合格率にする
第一次の合格者全員が同じ年に第二次を受けるわけではありません。第二次には受検資格があり、第一次・第二次の公表値は母数も人の構成も違います。49.7%と53.7%を単純に掛けても、実際の一発合格率にはなりません。
地域別の差を会場の難しさと考える
試験問題と合格基準は共通です。地域別合格率の差には受検者数や属性が影響します。「合格率が高い試験地を選べば有利」とは判断できません。会場は移動負担や受検票の案内で選び、学習は全国共通の公式問題を基準にします。
合格率を見るときは、年度、前期・後期、検定段階、受検種別、受検者数の5点をセットにします。この条件が違う数字を順位づけしても、学習判断には使えません。
第一次は全66問から45問を解答する
令和8年度前期の公式問題はNo.1〜No.66です。ただし、66問すべてに答えるのではありません。必須問題24問と選択問題21問の合計45問を解答します。試験時間は10時30分から12時40分までの130分です。
| 問題番号 | 解答数 | 区分 |
|---|---|---|
| No.1〜5 | 5問 | 必須 |
| No.6〜16 | 9問 | 選択 |
| No.17〜36 | 6問 | 選択 |
| No.37〜47 | 6問 | 選択 |
| No.48〜66 | 19問 | 必須 |
古い教材に掲載された以前の問題数・解答数とは構成が異なります。令和7年度の合格発表資料では、45問を1問1点として27問以上正解が基準でした。令和8年度の手引は得点60%以上とし、実施状況等により変更する可能性も明記しています。選択数を超えると減点されるため、詳しい選び方は2級土木・選択問題の戦略で確認してください。
合格率を自分の学習へ変える方法
合格率を眺めても、次に復習する分野は決まりません。公式問題を使い、次の3つへ変換します。
- 45問を指定数どおり選ぶ:選択数超過を防ぎ、本番と同じ解答構成にします。
- 正答と確信度を記録する:正解でも勘だった問題を「要復習」に残します。
- 誤答原因を分類する:知識不足、読み違い、計算、選択数、時間不足に分けます。
合格基準の27問を一度だけ超えて終わりにせず、別年度でも時間内に安定して超えられるかを確認します。練習目標を何問にするかは学習者ごとの提案であり、公式の推奨点ではありません。
正答数が同じでも、毎回違う分野を勘で当てている状態と、根拠を説明できる状態では再現性が違います。点数と一緒に「説明できた問題数」も記録すると、次に直す範囲が見えます。
現場経験があっても油断できない理由
道路舗装の現場で毎日品質管理をしている人でも、河川、コンクリート、建設機械、法規まで同じ深さで扱うとは限りません。反対に、教科書で用語を覚えた人が、写真や施工順序を問う問題で迷うこともあります。
たとえば締固め度を現場で管理していても、土量変化率の計算、粒度分布、建設業法の手続きは別の準備が必要です。「実務経験年数が長いから大丈夫」ではなく、公式問題で未経験分野を見つけることが難易度を下げる近道です。
第二次は公式問題だけでは自己採点しにくい
第二次検定の合格基準は得点60%以上ですが、試験実施機関は正答や設問別配点を公表していません。経験記述は、自分が担当した工事の事実、設問で求められた課題、対策、結果がつながっているかを点検する必要があります。
「合格率53.7%だから経験記述を後回し」とは考えないでください。工事概要や自分の役割は、直前に暗記で作るものではなく、工事台帳、施工計画書、品質・出来形記録などから確認します。対策の入口は2級土木・第二次検定の出題傾向と攻略法です。
学習の完了条件を決める
指定数どおり45問を選び、130分以内に解答・見直しが終わる。
不正解だけでなく、勘で正解した問題の根拠も説明できる。
経験工事の事実を確認し、設問に合わせて文章を組み直せる。
固定の勉強時間や「過去問を3周」といった回数では、理解できたかを判定できません。現在の実力は2級土木・第一次模擬試験①でも確認できますが、独自問題であるため、最後は必ず公式問題へ戻ってください。
理解度チェック
Q1. 令和8年度の第一次検定(前期)の合格率は?
Q2. 令和8年度前期の公式問題は、全何問から何問を解答する?
Q3. 令和7年度第二次の53.7%から「簡単」と断定できる?
確認に使った公式資料
- 令和8年度 第一次検定(前期)合格発表資料
- 令和7年度 第一次検定(秋)合格発表資料
- 令和7年度 第二次検定合格発表資料
- 令和6年度 第一次検定(秋)合格発表資料
- 令和6年度 第二次検定合格発表資料
- 全国建設研修センター 試験問題・正答肢
まとめ
- 令和8年前期第一次は47.8%、令和7年度秋の第一次は49.7%。
- 令和7年度第二次は53.7%で、令和6年度より18.4ポイント上昇。
- 合格率は個人の合格確率ではなく、年度条件を含む集団の結果。
- 現在の第一次は全66問から45問を解答し、基準は得点60%以上。
- 公式問題で正答数・確信度・誤答原因を測り、学習の完了条件を決める。
受検資格と日程は2級土木の受検資格・申込方法・2026年度日程、教材選びは2級土木のテキスト・問題集【2026年版】で続けて確認できます。