施工管理法の記述対策のポイント(30秒で押さえる)
- 出題範囲:工程管理・品質管理・安全管理の論述問題
- 工程管理:ネットワーク工程表の読解とクリティカルパスの記述
- 品質管理:検査方法の選定理由、管理値の根拠を記述
- 安全管理:作業手順書の内容、KY活動、新規入場者教育の記述
- 記述形式:「〜について、具体的な方法を2つ挙げ、それぞれの効果を述べよ」等
施工管理法の記述問題は、工程・品質・安全の各管理について具体的な方法とその効果・理由を論述する問題です。経験記述とは異なり、知識ベースの記述が求められます。
工程管理の記述テーマ
工程遅延時の対策
記述例:工程遅延の回復方法
方法1:クリティカルパス上の作業に作業員・重機を増員して作業速度を上げる
効果:同一作業を並行して進めることで所要日数を短縮し、遅延を回復できる
方法2:後続作業とのラップ(重ね施工)を計画し、前工程の完了を待たずに次工程を一部開始する
効果:全体工程のクリティカルパスが短縮され、工期遅延を最小限に抑えられる
品質管理の記述テーマ
コンクリートの品質管理方法
記述例:品質管理の具体的方法
方法1:コンクリートの受入検査として、スランプ試験・空気量試験・塩化物量試験を全運搬車から1台につき1回実施する
効果:配合設計どおりのコンクリートが搬入されていることを確認し、不良品の使用を防止する
方法2:圧縮強度試験用の供試体を採取し、材齢7日と28日で強度試験を実施する
効果:7日強度で早期の品質傾向を把握し、28日強度で設計基準強度の達成を確認する
安全管理の記述テーマ
新規入場者教育
記述例:新規入場者教育の内容
- 現場のルール:作業時間・立入禁止区域・保護具の着用基準を説明
- 危険箇所の周知:現在の工事状況における危険箇所(開口部・高所・重機作業範囲)を現場巡回で確認
- 緊急時の連絡体制:事故発生時の連絡先・避難経路・AEDの設置場所を説明
- KY活動の実施方法:毎朝の作業前ミーティングでのKY(危険予知)活動の進め方を説明
KY活動(危険予知活動)
| ラウンド | 内容 |
|---|---|
| 1R:現状把握 | 作業内容に潜む危険を洗い出す(「〜なので〜して〜になる」の形式) |
| 2R:本質追究 | 洗い出した危険の中から最も重要なものを絞り込む |
| 3R:対策樹立 | 危険に対する具体的な対策を立てる |
| 4R:目標設定 | チーム行動目標を設定し、指差し呼称で確認する |
まとめ
この記事のポイント
- 工程管理:CP上の作業の短縮、ラップ(重ね施工)が定番の記述テーマ
- 品質管理:受入検査の項目・頻度・判定基準を具体的に書く
- 安全管理:新規入場者教育・KY活動・作業手順書の内容が頻出
- 「方法」と「効果(理由)」をセットで記述するのが基本パターン
1級建築 第二次検定の対策