2級土木の選択問題戦略|全66問から45問を選ぶ方法【2026年】
選択戦略の結論
- 令和8年度の第一次検定は全66問から45問を解答します。
- 自由に好きな45問を選ぶのではなく、3つの選択区分ごとに9問・6問・6問を選びます。
- 指定数より多く解答すると減点されます。得意分野より先に、解答数を管理する仕組みを作ります。
- 職種で決め打ちせず、公式問題を解いて「根拠を説明できる問題」を本番で選びます。
2級土木施工管理技士の選択問題は、「苦手分野を全部捨てられる仕組み」ではありません。土工・コンクリート・基礎工の区分では11問中9問を選ぶため、外せるのは2問だけです。一方、専門土木は20問中6問を選べます。同じ「選択」でも自由度がまったく違います。
更新日:2026年7月28日。令和8年度第一次検定(前期)の公式問題を基準にしています。年度により問題数・区分が変わる可能性があるため、受検年度の問題冊子を必ず確認してください。
令和8年度は全66問から45問を解答
| 問題番号 | 出題→解答 | 扱い |
|---|---|---|
| No.1〜5 | 5問→5問 | 全問必須 |
| No.6〜16 | 11問→9問 | 選択 |
| No.17〜36 | 20問→6問 | 選択 |
| No.37〜47 | 11問→6問 | 選択 |
| No.48〜66 | 19問→19問 | 全問必須 |
合計すると、必須24問、選択21問です。令和7年度の合格発表資料では、45問を1問1点として27問以上正解が合格基準でした。令和8年度の受検の手引は得点60%以上とし、試験の実施状況等により変更する可能性があるとしています。
選択数を超えると減点される
令和8年度の問題冊子には、No.6〜16で10問以上、No.17〜36で7問以上、No.37〜47で7問以上を解答すると減点と明記されています。「迷うから両方マークして、正解した方を数えてもらう」はできません。
合計が45問でも、ある区分で1問多く、別の区分で1問少なければ指定どおりではありません。9・6・6を区分ごとに確認します。
必須24問を「後回しの分野」にしない
No.1〜5とNo.48〜66は全員が解答します。令和8年度のNo.1〜5では、土の構成・粒度分布、梁の曲げモーメント、力の釣合い、流速計算が出題されました。No.48以降には、測量、契約、施工計画、建設機械、工程・安全・品質管理などが並びます。
合格基準の目安となる27問に対し、必須は24問あります。ただし「必須を全部取ればよい」という意味ではありません。必須だけで満点を取っても27問には届かず、選択問題からも正解が必要です。まず測量・契約・設計図書、施工計画、工程管理、品質管理、安全管理を診断します。
No.6〜16は11問から9問|外せるのは2問
令和8年度のNo.6〜16は、土工、コンクリート、基礎工から出題されました。選ばないでよいのは11問中2問だけです。「基礎工を丸ごと学ばない」といった切り方では9問を確保できない可能性があります。
- 3分野を一度すべて学ぶ:土質・土量変化・盛土、コンクリートの材料・配合・打込み、直接基礎・杭基礎・土留めを確認します。
- 公式問題で2問だけ保留する:知識不足と、問題文を読めば判断できる迷いを分けます。
- 保留分野もゼロにはしない:翌年度の出題配分が同じとは限らないため、基本用語は残します。
No.17〜36は20問から6問|専門土木
ここは選択の自由度が最も大きい区分です。令和8年度には、鋼構造・コンクリート構造、河川・砂防、道路・舗装、ダム・トンネル、海岸・港湾、鉄道、地下構造物、上下水道などが出題されました。
仕事に近い分野は有力候補ですが、「道路工事だから道路だけ」とは決めません。1分野の出題数だけで6問を満たせる保証がなく、現場の常識と試験上の表現が一致しないこともあるためです。候補を次の3段階に分けます。
問題文を読み、正誤の理由を説明できる。最初の候補。
Aが6問に足りないときの予備。復習優先。
本番では選ばず、学習時は解説へ戻る。
分野別の復習は、鋼・コンクリート構造物、河川・砂防、道路・舗装、ダム・トンネル・海岸・港湾、上下水道・鉄道・地下構造物から必要な箇所へ戻れます。
No.37〜47は11問から6問|法規
令和8年度は、労働基準法、労働安全衛生法、建設業法、建設リサイクル法、道路法、河川法、騒音規制法などから出題されました。法律名だけで選ぶより、「期限・金額・許可・届出」「事業者の義務」「適用条件」のどこを問う問題かで判断します。
建設業法と労働安全衛生法は重要ですが、この2法だけで毎年6問を確保できるとは限りません。建設業法・労働安全衛生法を土台にし、道路法・河川法・騒音振動規制法・環境法まで一度は通します。法改正があるため、古い教材の金額や届出日数はそのまま暗記しないでください。
職種は「最初の候補」にだけ使う
| 実務 | 先に診断する分野 | 必ず持つ予備 |
|---|---|---|
| 道路・舗装 | 道路、舗装、土工 | 構造物、法規 |
| 河川・砂防 | 河川、砂防、土工 | 構造物、測量 |
| 上下水道 | 上下水道、管路、土工 | 道路、基礎工 |
| 橋梁・構造物 | 鋼構造、コンクリート | 道路、基礎工 |
この表は公式の推奨ではなく、最初に公式問題を解く順番の提案です。実務分野でも、設計・材料・維持修繕など未経験の論点があります。逆に、仕事と違う分野でも、図や用語から明確に判断できる問題は選択候補になります。
勉強前に「選ぶ分野」を固定しない
最初から6問だけを想定して狭く勉強すると、その6問のうち1問が初見だっただけで代替できません。学習時は本番の必要数より広く候補を持ちます。
- 令和8年度の公式問題を、時間を測らず全66問読む。
- 選択区分ごとにA・B・Cへ分類し、指定数を満たせるか確認する。
- Cが集中した解説記事へ戻り、理由を一文で言えるまで直す。
- 別年度で再診断し、同じ分野だけに依存していないかを見る。
- 最後に130分の通し演習で、解答数とマーク位置まで確認する。
選択記録を1枚作る
演習後は点数だけを残さず、区分ごとに「選んだ理由」と「外した理由」を記録します。得点が伸びない原因が、知識不足なのか、選択判断なのか、マーク手順なのかを分けるためです。
| 記録欄 | 書く内容 | 次の行動 |
|---|---|---|
| Aで正解 | 根拠を一文で説明 | 間隔を空けて再確認 |
| Aで不正解 | 読み違いか知識違いか | 最優先で解説へ戻る |
| Bで正解 | 消去できた選択肢 | 曖昧な根拠を補う |
| 外した問題 | 時間・分野・迷い | 予備候補になるか判定 |
道路分野で6問中5問正解しても、毎回その分野から6問以上が出るとは限りません。別分野にB候補が何問あるかも数えます。逆に、専門土木で十分なA候補があるなら、選択肢を広げる前に必須問題の弱点を直す方が総得点につながる場合があります。
3年度分を並べ、A候補だけで各区分の指定数を満たせた回数を確認します。1回だけ満たせた状態より、異なる出題でも選べた状態の方が再現性があります。これは当サイトの学習管理法であり、公式採点方法ではありません。
記録には日付と所要時間も入れます。知識が増えても選択に時間がかかり続けるなら、AとBを分ける判断基準を短い言葉に直し、本番と同じ順序でもう一度試します。
本番は問題冊子に9・6・6の枠を作る
問題を開いたら、3つの選択区分の横に小さく「0/9」「0/6」「0/6」と書き、解答候補を決めるたび数えます。マークシートへ移した後は、問題番号と解答欄を往復して確認します。
問題冊子で候補を確定してから区分ごとに転記すると、解答数を確認しやすくなります。一方、転記を最後にまとめると時間切れの危険があります。自分に合う方法を模擬演習で決めてください。
130分の時間配分モデル
次は当サイトの練習用モデルで、公式指定ではありません。読む速さや計算量に合わせて調整します。
| 工程 | 目安 | 確認 |
|---|---|---|
| 全体確認 | 10分 | 選択区分・計算問題 |
| 必須24問 | 55分 | 全問マーク |
| 選択21問 | 45分 | 9・6・6 |
| 見直し | 20分 | 番号・空欄・超過 |
時間が足りない場合は、1問に粘った時間と、選択候補を探す時間を分けて記録します。知識不足と手順不足では直し方が違います。
模擬試験を使うときの注意
サイト内の第一次模擬試験①、第一次模擬試験②、第一次模擬試験③は、弱点確認用の独自問題です。作成時期の問題数表記が現行の令和8年度公式形式と異なる場合があります。
独自問題で知識を増やした後は、必ず全国建設研修センターの公式問題・正答肢で、66問の並び、9・6・6の選択、130分を確認してください。
理解度チェック
Q1. 令和8年度の第一次検定は、全66問から何問を解答する?
Q2. No.17〜36は何問を選ぶ?
Q3. 合計45問なら、区分ごとの数は違ってもよい?
Q4. 職種に近い分野だけを6問分、事前に固定すればよい?
確認に使った公式資料
まとめ
- 令和8年度は全66問から45問を解答する。
- 必須24問に加え、選択区分ごとに9問・6問・6問を選ぶ。
- 指定数超過は減点。合計だけでなく区分別に数える。
- 職種は最初の候補に使い、A・B・Cで予備分野も準備する。
- 独自教材の最後に、公式問題で問題数・選択数・時間を確認する。
現在の合格率と基準は2級土木施工管理技士の合格率・難易度、教材の選び方は2級土木の2026年版テキスト・問題集で確認できます。