2級建築(第一次) ミニテスト

2級建築施工管理技士 建築材料 練習問題②【無料・10問・解説付き】

2級建築施工管理技士 建築材料ミニテスト 第2回

結論から言います。鋼材・ガラス・防水材・木材は、第一次検定で毎年のように出題される重要分野です。

第2回では、第1回(セメント・骨材・コンクリート中心)とは異なり、鋼材・ガラス・防水材・木材・接着剤から10問を出題します。すべてオリジナル問題で、各問に詳しい解説付きです。

テスト情報

問題数:10問(四肢択一)

目標正答率:7問以上で合格レベル

出題範囲:鋼材、ガラス、防水材、木材、接着剤

建築材料②の出題ポイント

第2回は鋼材・ガラス・防水材・木材など、コンクリート以外の材料が中心です。

  • 鋼材のSN規格:A種(溶接不向き)、B種・C種(溶接OK)の違い
  • ガラスの種類:網入り=防火用(強度は下がる)、強化ガラス=強度5倍
  • 木材の含水率:含水率↑ → 強度↓。繊維飽和点がカギ

「名前のイメージ」と「実際の性質」が逆のものが引っかけポイントです。

建築材料 第2回のテーマ

この回は鋼材(SS400・SN材・高張力鋼)・ガラス(フロート・強化・合わせ)・防水材料・木材・断熱材を出題。特に鋼材の降伏点と引張強さの違いガラスの種類別特徴は定番問題。「建築材料②(鋼材・ガラス・防水材)」で復習を。

問題

【第1問】鋼材の性質

建築用鋼材の性質に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

1. 鋼材は、引張力を加えると弾性変形した後、降伏点を超えると塑性変形を始める。

2. 鋼材の降伏点は、鋼材の強度等級(SS400, SN490など)によって異なる。

3. 鋼材のヤング係数は約2.05×10⁵ N/mm²で、強度等級に関係なくほぼ一定である。

4. 炭素含有量が多い鋼材ほど、溶接性が向上する。

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正解:4
炭素含有量が多い鋼材ほど、硬さと引張強度は上がりますが、溶接性は低下します。炭素が多いと溶接時に硬くて脆い組織(マルテンサイト)が生じやすくなり、溶接割れのリスクが高まります。溶接構造用鋼(SN材など)は炭素量の上限が規定されています。

【第2問】鋼材のSN規格

建築構造用圧延鋼材(SN材)に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

1. SN材はA種・B種・C種の3種類があり、用途に応じて使い分ける。

2. SN400Bの「400」は、引張強さの下限値が400N/mm²であることを表す。

3. SN材のB種・C種は、降伏点の上限値が規定されており、塑性変形能力が保証されている。

4. SN材のA種は、溶接接合を行う主要構造部材に最も適している。

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正解:4
SN材のA種は、溶接性や塑性変形能力に対する規定がなく、主要構造部材の溶接接合には適していません。溶接接合を行う主要構造部材にはB種またはC種が適しています。A種はボルト接合の二次部材などに使用します。C種はさらに板厚方向の引張特性も保証されており、柱梁接合部のダイアフラムなどに使用します。

【第3問】ガラスの種類

建築用ガラスに関する記述として、最も不適当なものはどれか。

1. フロートガラスは、最も一般的な板ガラスで、透明で平滑な表面を持つ。

2. 強化ガラスは、フロートガラスを加熱・急冷して強度を高めたもので、割れたときに鋭利な破片になりにくい。

3. 合わせガラスは、2枚以上のガラスの間に中間膜を挟んだもので、割れても破片が飛散しにくい。

4. 網入りガラスは、ガラス内に金属の網を入れたもので、強化ガラスと同等の強度を持つ。

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正解:4
網入りガラスは、火災時にガラスが割れても破片が脱落しにくいように金属の網を入れたもので、防火用途が主目的です。強度面では、金属網の挿入によりむしろ普通のフロートガラスより強度が低下する場合があり、強化ガラスと同等の強度はありません。「同等の強度」は不適当です。

【第4問】防水材料

建築用防水材料に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

1. アスファルト防水は、アスファルトルーフィングを複数層重ねて防水層を形成する工法である。

2. シート防水は、合成高分子系のシートを接着または機械的に固定する工法である。

3. 塗膜防水は、ウレタンゴムなどの液状材料を塗り重ねて防水膜を形成する工法である。

4. シーリング材は、構造体の防水層として使用する主要な防水材料である。

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正解:4
シーリング材は、目地やすき間を充填して水密性・気密性を確保するための材料であり、構造体の主要な防水層ではありません。防水層として使用するのは、アスファルト防水・シート防水・塗膜防水などです。シーリング材は、サッシまわりやカーテンウォールの目地、コンクリートの打継ぎ部などの二次防水として使用します。

【第5問】木材の性質

建築用木材に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

1. 木材の強度は、繊維方向(木目方向)と繊維直交方向で大きく異なる。

2. 木材の含水率が繊維飽和点(約28〜30%)以下に低下すると、乾燥収縮が生じる。

3. 木材の引張強度は、繊維方向では圧縮強度より大きい。

4. 木材は含水率が高いほど、強度が向上する。

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正解:4
木材は含水率が高いほど、強度は低下します。繊維飽和点以下では、含水率が下がるにつれて強度は上昇します。これは、木材の細胞壁中の水分が減少すると、細胞壁の密度が上がり強度が増すためです。構造用木材は含水率15%以下に乾燥させて使用するのが望ましいです。

【第6問】鋼材の腐食防止

鋼材の腐食(さび)防止に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

1. 塗装は、鋼材の表面に塗膜を形成して酸素と水を遮断する防食方法である。

2. めっき(亜鉛めっき等)は、鋼材の表面を金属で被覆する防食方法である。

3. 耐候性鋼材は、表面に緻密なさび層(保護性さび)を形成して内部の腐食を防ぐ鋼材である。

4. ステンレス鋼は、鉄にクロムを含有させた合金で、いかなる環境でも絶対にさびない。

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正解:4
ステンレス鋼は耐食性に優れた鋼材ですが、絶対にさびないわけではありません。塩素イオンの多い環境(海岸近く)や、異種金属との接触による電食、表面の傷や汚れによる不動態被膜の破壊などが原因でさびが発生することがあります。「絶対にさびない」は不適当です。

【第7問】シーリング材

シーリング材に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

1. シリコーン系シーリング材は、耐候性・耐熱性に優れている。

2. ポリウレタン系シーリング材は、弾性に富み、接着性が良い。

3. シーリング材の施工では、被着体との接着性を確保するためにプライマーを塗布する。

4. 2成分形シーリング材は、施工時に基剤と硬化剤の混合が不要で、そのまま使用できる。

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正解:4
2成分形シーリング材は、施工時に基剤と硬化剤を混合して使用するタイプです。混合が不要でそのまま使用できるのは1成分形です。2成分形は混合比や撹拌が重要で、専用のミキサーで十分に混合する必要があります。1成分形は小規模工事に、2成分形は大規模工事に多く使用されます。

【第8問】断熱材

建築用断熱材に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

1. グラスウールは、ガラス繊維でできた断熱材で、安価で施工しやすい。

2. 押出法ポリスチレンフォームは、吸水性が低く、地下外壁の断熱に適している。

3. 硬質ウレタンフォームは、断熱性能が高く、現場吹付けも可能な断熱材である。

4. 断熱材の熱伝導率が大きいほど、断熱性能は高い。

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正解:4
熱伝導率が小さいほど、断熱性能は高くなります。熱伝導率は熱の伝わりやすさを表す値なので、この値が小さい材料ほど熱を伝えにくく、断熱材として優れています。「熱伝導率が大きいほど断熱性能が高い」は逆であり不適当です。

【第9問】タイル・石材

建築用タイル・石材に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

1. 磁器質タイルは、せっ器質タイルや陶器質タイルより吸水率が低い。

2. 花崗岩(みかげ石)は、硬くて耐久性に優れ、外装材や床材に多く使用される。

3. 大理石は、酸に弱いため、外装材として使用する場合は注意が必要である。

4. 陶器質タイルは、吸水率が最も低く、外壁や浴室の床に最も適している。

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正解:4
吸水率が最も低いのは磁器質タイル(吸水率3%以下)です。陶器質タイルは吸水率が高く(22%以下)、主に内装の壁面に使用されます。外壁には磁器質やせっ器質タイルが適しています。タイルの吸水率の順序は「磁器質 < せっ器質 < 陶器質」で覚えましょう。

【第10問】接着剤

建築用接着剤に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

1. エポキシ樹脂接着剤は、接着強度が高く、金属やコンクリートの接着に適している。

2. 酢酸ビニル樹脂系接着剤(木工用ボンド)は、木材の接着に広く使用される。

3. ホルムアルデヒドを含む接着剤は、シックハウス症候群の原因となることがある。

4. 接着剤は温度や湿度の影響を受けないため、どのような環境でも同じ接着性能が得られる。

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正解:4
接着剤は温度や湿度の影響を大きく受けます。低温では硬化が遅れ、高温では硬化が早まりすぎて十分な接着力が得られない場合があります。また、被着体が湿っていると接着不良の原因になります。接着剤の施工には適切な温度・湿度条件の管理が重要です。

結果の目安

正答数 評価
9〜10問 素晴らしい!鋼材・防水材・木材の知識がしっかり身についています。
7〜8問 合格レベルです。間違えた材料の特徴を復習しましょう。
5〜6問 もう少し。材料ごとの長所・短所を整理しましょう。
4問以下 基礎から復習が必要です。解説記事で各材料の基本を確認しましょう。

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建築材料のミニテストは全3回です。

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