2級建築(第一次) ミニテスト

2級建築施工管理技士 建築材料 練習問題③【無料・10問・解説付き】

2級建築施工管理技士 建築材料ミニテスト 第3回

結論から言います。建築材料の第3回は総合問題として、第1・2回とは異なる切り口から幅広く出題します。

コンクリート・鋼材・防水材・塗料・左官材料など横断的に10問を出題します。すべてオリジナル問題で、各問に詳しい解説付きです。

テスト情報

問題数:10問(四肢択一)

目標正答率:7問以上で合格レベル

出題範囲:建築材料全般(コンクリート・鋼材・防水・塗料・左官等)

建築材料③の出題ポイント

第3回は混合材料・防水材料・仕上げ材料など、幅広い材料知識を確認します。

  • 防火材料の加熱時間:不燃20分、準不燃10分、難燃5分(数字の暗記が必須)
  • 複層ガラス:断熱◎だが遮音は共鳴透過で低下する場合あり
  • 鉄筋のD○:数字は公称直径(mm)。重量ではない

「名前の数字が何を意味するか」を正確に覚えることが得点のカギです。

建築材料 第3回のテーマ

この回はコンクリート配合計算・防水材料(ルーフィング・シーリング)・防火材料(不燃・準不燃・難燃)・鉄筋の種類・接着剤など、仕上げテーマを出題。特に防火材料の3区分は建築基準法の頻出。3回分を通して全問正解を目指しましょう。「建築材料①」「建築材料②」で最終確認。

問題

【第1問】コンクリートの単位水量

コンクリートの単位水量に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

1. 単位水量とは、コンクリート1m³あたりに使用する水の量(kg/m³)のことである。

2. 単位水量が多いと、乾燥収縮によるひび割れが生じやすくなる。

3. JASS 5では、単位水量の上限を185kg/m³以下と規定している。

4. 単位水量を増やすと、コンクリートの長期的な耐久性が向上する。

解答を見る

正解:4
単位水量を増やすと、水セメント比が大きくなり、乾燥収縮やひび割れのリスクが高まるため、長期的な耐久性は低下します。コンクリートの品質管理では、ワーカビリティーを確保しつつ単位水量をできるだけ少なくすることが重要です。

【第2問】コンクリートのブリーディング

フレッシュコンクリートのブリーディングに関する記述として、最も不適当なものはどれか。

1. ブリーディングとは、コンクリートの打込み後に水が表面に上昇してくる現象である。

2. ブリーディングが多いと、コンクリートの上面に脆弱なレイタンス層が形成される。

3. ブリーディング水の上昇に伴い、内部に水みちができて強度が低下することがある。

4. 単位水量が少ないコンクリートほど、ブリーディングは多くなる。

解答を見る

正解:4
単位水量が多いコンクリートほど、ブリーディングは多くなります。単位水量が少ないコンクリートは余剰水が少ないため、ブリーディングも少なくなります。ブリーディングを低減するには、単位水量を少なくする、AE剤を使用する、微粉末を使用するなどの対策が有効です。

【第3問】鋼材の熱処理

鋼材の加工・熱処理に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

1. 焼入れは、鋼材を高温に加熱した後に急冷して硬度を高める処理である。

2. 焼戻しは、焼入れ後の鋼材に靭性を与えるために再加熱する処理である。

3. 焼なましは、鋼材を高温に加熱した後にゆっくり冷却して軟化させる処理である。

4. 鋼材は高温で加工した場合と常温で加工した場合で、品質に差が生じることはない。

解答を見る

正解:4
鋼材は加工温度によって品質が大きく異なります。熱間加工(高温での加工)では残留応力が少なく、冷間加工(常温での加工)では加工硬化により硬くなりますが靭性が低下します。また、ひずみ時効により脆くなることもあります。加工方法の選択は鋼材の品質管理上重要です。

【第4問】アスファルト防水

アスファルト防水に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

1. アスファルト防水には、熱工法・トーチ工法・常温粘着工法などがある。

2. 熱工法は、溶融アスファルトを用いてルーフィングを張り付ける工法である。

3. トーチ工法は、改質アスファルトルーフィングの裏面をトーチバーナーで炙って張り付ける工法である。

4. アスファルト防水層は、1層のルーフィングだけで十分な防水性能が得られる。

解答を見る

正解:4
アスファルト防水は、一般にルーフィングを2〜3層以上重ねて(積層して)防水層を形成します。1層だけでは、ピンホールや施工不良箇所からの漏水リスクが高く、十分な防水性能は得られません。複数層を重ねることで、欠陥を互いに補い、信頼性の高い防水層を形成します。

【第5問】塗料

建築用塗料に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

1. アクリル樹脂塗料は、耐候性に優れ、外装仕上げに広く使用される。

2. ウレタン樹脂塗料は、耐摩耗性に優れ、床の仕上げに適している。

3. フッ素樹脂塗料は、耐候性が最も高いが、コストも高い。

4. 塗装の下塗り・中塗り・上塗りの各工程では、同じ種類の塗料を使用しなければならない。

解答を見る

正解:4
塗装の各工程では、異なる種類の塗料を使い分けるのが一般的です。下塗り(プライマー・錆止め)は被着体との密着性、中塗りは膜厚の確保、上塗りは耐候性・意匠性を重視してそれぞれ最適な塗料を選択します。「同じ種類の塗料でなければならない」は不適当です。

【第6問】左官材料

左官材料に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

1. モルタルは、セメント・砂・水を混練した材料で、壁の下地や仕上げに使用される。

2. しっくいは、消石灰を主成分とする左官材料で、防火性・調湿性に優れている。

3. せっこうプラスターは、せっこうを主成分とする左官材料で、硬化時に収縮が大きい。

4. モルタルの調合(セメント:砂の比率)は、用途や要求性能に応じて変える。

解答を見る

正解:3
せっこうプラスターは、硬化時に膨張する特徴があります。「収縮が大きい」は逆であり不適当です。この膨張特性は、ひび割れが生じにくく、下地への密着性が良いという利点につながります。一方、水に弱いため、湿気の多い場所には適していません。

【第7問】コンクリートの打継ぎ

コンクリートの打継ぎに関する記述として、最も不適当なものはどれか。

1. 打継ぎ面は、レイタンスや脆弱なコンクリートを取り除いて健全な面を露出させる。

2. 打継ぎ面は、十分に湿潤させてから新しいコンクリートを打ち込む。

3. 梁やスラブの水平打継ぎ位置は、応力の小さい部分に設けるのが原則である。

4. 打継ぎは、構造上どの位置に設けても一体性は変わらないため、施工上の都合だけで位置を決めてよい。

解答を見る

正解:4
打継ぎ部は旧コンクリートと新コンクリートの境界であるため、一体性が完全ではなく構造上の弱点となりやすい部分です。そのため、打継ぎの位置は施工上の都合だけでなく、構造上の応力分布を考慮して、せん断力が小さい位置に設けるのが原則です。

【第8問】複層ガラス

複層ガラス(ペアガラス)に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

1. 複層ガラスは、2枚のガラスの間に乾燥空気やアルゴンガスを封入したものである。

2. 複層ガラスは、単板ガラスに比べて断熱性能が高い。

3. Low-Eガラスを用いた複層ガラスは、さらに高い断熱性能や遮熱性能を持つ。

4. 複層ガラスは、遮音性能が単板ガラスよりも常に高い。

解答を見る

正解:4
複層ガラスの遮音性能は、特定の周波数帯で共鳴透過現象が生じるため、単板ガラスよりも遮音性能が低下する場合があります。「常に高い」とは言えません。遮音性能を重視する場合は、合わせガラスを複層にするなどの対策が必要です。複層ガラスの最大の利点は断熱性能です。

【第9問】鉄筋の種類

鉄筋コンクリート用棒鋼(鉄筋)に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

1. 異形棒鋼(異形鉄筋)は、表面にリブ(突起)があり、コンクリートとの付着力に優れる。

2. SD345の「345」は、降伏点が345N/mm²以上であることを表す。

3. SD295AよりSD345の方が降伏点が高く、高い応力に対応できる。

4. 鉄筋の径は呼び名で表し、D10の10は鉄筋の重量が10kgであることを表す。

解答を見る

正解:4
D10の「10」は鉄筋の公称直径が約10mmであることを表します。重量が10kgという意味ではありません。D10の単位質量は約0.560kg/mです。同様に、D13は公称直径約13mm、D16は公称直径約16mmを表します。

【第10問】防火材料

建築基準法における防火材料に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

1. 不燃材料とは、20分間の加熱に耐える材料のことである。

2. 準不燃材料とは、10分間の加熱に耐える材料のことである。

3. 難燃材料とは、5分間の加熱に耐える材料のことである。

4. 木材はそのまま(無処理で)難燃材料に該当する。

解答を見る

正解:4
無処理の木材は防火材料には該当しません。木材を難燃材料とするには、難燃薬剤を注入するなどの難燃処理が必要です。防火材料の加熱時間は、不燃材料=20分、準不燃材料=10分、難燃材料=5分で、いずれも「燃焼しない」「防火上有害な変形等がない」「有害な煙やガスを発生しない」の3条件を満たす必要があります。

結果の目安

正答数 評価
9〜10問 素晴らしい!建築材料の幅広い知識が身についています。
7〜8問 合格レベルです。間違えた材料の特徴を再確認しましょう。
5〜6問 もう少し。防火材料・防水材料の区別を整理しましょう。
4問以下 基礎から復習が必要です。解説記事で各材料の特徴を確認しましょう。

建築材料ミニテスト全3回を制覇!

全3回を通して解くと、建築材料の全範囲をカバーできます。

関連する解説記事

間違えた分野は、以下の解説記事で復習しましょう。

他の分野のミニテストも挑戦しよう

2級建築施工管理技士の合格ロードマップ

他の分野のミニテストや対策記事もチェック!

ロードマップを見る

-2級建築(第一次), ミニテスト