第二次検定 法規対策(穴埋め・条文記述)の要点(30秒でわかる)
- 出題位置:第二次検定・問題5で出題。法令条文の穴埋め形式
- 出題法令:建設業法と労働安全衛生法の2つが中心
- 建設業法:技術者の配置・一括下請負禁止・請負契約の条文が頻出
- 労安法:作業主任者の選任・安全衛生管理体制・届出の条文が頻出
- 得点のコツ:穴埋めされやすい「数字」「キーワード」を重点暗記→満点も狙える
結論から言います。第二次検定の法規問題は、建設業法と労働安全衛生法の条文の穴埋めが中心です。条文をそのまま暗記する必要はありませんが、キーワードとなる語句を正確に書けるようにしておく必要があります。出題される条文はパターン化されているので、頻出条文を押さえれば確実に得点できます。
法規(穴埋め)の出題傾向|条文暗記で確実に得点
配点と重要度
問題6は法規の穴埋めだけで構成されるため、暗記で確実に取れる「ボーナス問題」です。他の記述問題より対策しやすいので、ここで落とすと合格が一気に遠のきます。
- 出題法令:建設業法と労働安全衛生法の2本柱
- 形式:条文の穴埋め(選択肢なし・自分で書く)
- 対策のコツ:頻出条文のキーワードだけを集中的に覚える
第二次検定の全体像は出題傾向と攻略法で解説しています。勉強法の記事も参考にしてください。
出題形式|穴埋め・条文記述のパターン
典型的な出題パターン
条文の一部が空欄になっており、そこに適切な語句を記入する穴埋め問題。選択肢はなく、自分で語句を書く必要がある。
穴埋め攻略の3ステップ|暗記と解答のコツ
法規の穴埋めは、この3ステップを意識すると効率よく得点できます。
→ 「事業者は」なら労安法、「建設業者は」なら建設業法
→ テーマがわかれば穴埋めの候補が絞れる
→「監理」と「管理」、「指揮」と「指導」の違いに注意
なぜ建設業は「許可制」なのか?
建設工事は金額が大きく、完成後に内部の欠陥が見えにくい特徴があります。もし誰でも自由に建設業を営めたら、手抜き工事や倒産による工事中断が多発するでしょう。だから国は「技術力・経営力のある業者だけに許可を出す」制度にしたのです。
試験で「なぜ許可制度があるか」を理解していると、穴埋めの答えも推測しやすくなります。丸暗記より効率的です。
建設業法の頻出条文|技術者配置・下請負・契約【暗記必須】
建設業の許可(第3条)
穴埋めポイント
建設業を営もうとする者は、( 軽微な建設工事 )のみを請け負うことを営業とする者を除き、( 国土交通大臣 )又は( 都道府県知事 )の許可を受けなければならない。
主任技術者・監理技術者の設置(第26条)
穴埋めポイント
建設業者は、その請け負った建設工事を施工するときは、当該工事に関し( 主任技術者 )を置かなければならない。発注者から直接建設工事を請け負った特定建設業者は、下請代金の額が政令で定める金額以上になる場合は( 監理技術者 )を置かなければならない。
一括下請負の禁止(第22条)
穴埋めポイント
建設業者は、その請け負った建設工事を、いかなる方法をもってするかを問わず、( 一括 )して他人に請け負わせてはならない。
労働安全衛生法の頻出条文|管理体制・作業主任者・届出【暗記必須】
事業者の責務(第3条)
穴埋めポイント
事業者は、単にこの法律で定める( 労働災害の防止 )のための最低基準を守るだけでなく、( 快適な職場環境 )の実現と労働条件の改善を通じて( 労働者の安全と健康 )を確保するようにしなければならない。
作業主任者(第14条)
穴埋めポイント
事業者は、労働災害を防止するための管理を必要とする作業で、政令で定めるものについては、( 作業主任者 )を選任し、その者に当該作業に従事する労働者の( 指揮 )その他の事項を行わせなければならない。
特定元方事業者の義務(第30条)
穴埋めポイント
建設業の特定元方事業者は、関係請負人の労働者が当該場所で作業を行うときは、( 協議組織 )の設置及び運営、( 作業間の連絡及び調整 )、作業場所の巡視等を行わなければならない。
法規穴埋めの攻略ポイント|穴になりやすい箇所
法規問題の攻略法
- 条文の趣旨を理解して覚える(丸暗記より効率的)
- 穴埋めになりやすい語句に注目:数値、資格名、届出先、期限
- 漢字を正確に書く(「監理技術者」の「監」を「管」と書くと不正解)
- 前後の文脈から推測する力をつける
頻出の数値・届出先まとめ【暗記表】
| 項目 | 数値・届出先 |
|---|---|
| 軽微な工事の上限(一般) | 500万円未満 |
| 特定建設業の下請代金基準 | 4,500万円以上 |
| 専任技術者の請負代金基準 | 4,000万円以上 |
| 統括安全衛生責任者の選任 | 常時50人以上 |
| 計画届(監督署長) | 14日前まで |
| 特定建設作業の届出 | 市町村長に7日前 |
よくある質問と穴埋めのひっかけポイント
Q. 条文を一字一句暗記する必要がある?
A. 一字一句は不要ですが、穴埋めされやすいキーワード(数値・技術者名・届出先等)は正確に覚える必要があります。例えば「主任技術者」を「現場監督」と書いたら不正解。法令用語を正しく使えるかが問われています。
Q. 漢字を間違えたら減点?
A. はい、法令用語の漢字間違いは減点または不正解になる可能性が高いです。特に「監理技術者」の「監」(「管」ではない)、「安全衛生責任者」の正確な表記などは要注意。手書きで練習して正確に書けるようにしましょう。
Q. 第一次検定の法規の知識で対応できる?
A. 知識としては十分です。法規①(建設業法・労安法)と法規②(道路法・河川法等)で学んだ内容がそのまま出ます。ただし第一次はマークシートで選べばよかったのに対し、第二次は自分で正確に書く必要があるため、書く練習が不可欠です。
合格答案 vs 不合格答案|法規穴埋めの比較
合格パターン
- 穴埋め欄に「監理技術者」と正確に記載
- 数値は「4,500万円」と単位付きで記載
- 「一括して他人に請け負わせてはならない」等、条文の表現に忠実
→法令用語が正確・数値に単位あり
不合格パターン
- 「管理技術者」(「監」の字が違う)
- 「4500万」(カンマ・単位なし)
- 「丸投げしてはいけない」(口語表現)
→漢字ミス・単位なし・口語表現はNG
理解度チェック
Q1. 建設業法で、主任技術者を置かなければならないのはどのような場合ですか?
Q2. 労働安全衛生法で、事業者が守るべきは「最低基準」だけでよいですか?
Q3. 建設業法で「一括下請負」が禁止されている理由は何ですか?また、穴埋めで空欄になりやすい語句は?
Q4. 特定元方事業者が行わなければならない措置を2つ書いてください。
法規記述の得点を伸ばすコツ
独学の最大の壁=「自分の記述が合格レベルかわからない」
法規の穴埋めは比較的対策しやすいですが、施工管理法の記述や施工経験記述と合わせて総合的に得点を積み上げる必要があります。
特に記述式の答えは「正解に近いけど完璧ではない」ケースが多く、自分の答えが何点もらえるか判断できないのが独学最大の弱点です。
通信講座の添削サービスなら、プロの講師が「この書き方なら○点」「ここをこう直せば満点」と具体的に教えてくれます。特に第二次検定は記述の配点が大きいので、添削を受けるかどうかが合否を分けることも少なくありません。
まとめ|法規の穴埋めは暗記量で得点が決まる
この記事のポイント
- 法規問題は条文の穴埋めが中心。選択肢なしで語句を書く
- 建設業法は許可・技術者配置・一括下請負禁止が頻出
- 労安法は事業者の責務・作業主任者・特定元方事業者の義務が頻出
- 数値と届出先をセットで暗記する
- 漢字を正確に書く(「監理」と「管理」の違いに注意)
- 穴埋め攻略は3ステップ(法律判定→テーマ特定→キーワード記入)
- 法規の条文は趣旨を理解すると推測力が上がる
- 記述全体の得点に不安がある場合は添削サービスの活用も検討
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建設業法・労安法の基礎知識は法規①(建設業法・労働安全衛生法)、道路法・河川法など関連法規は法規②(道路法・河川法・騒音振動規制法)で詳しく解説しています。建築施工管理の法規対策は第二次検定 法規対策(建築)も参考になります。
第二次検定 対策シリーズ
- 施工経験記述(品質管理)
- 施工経験記述(工程管理)
- 施工経験記述(安全管理)
- 用語の説明・施工上の留意事項
- ネットワーク工程表(記述式)
- 施工管理法の記述対策
- この記事 → 法規対策(穴埋め・条文記述)