2級管工事施工管理技士の合格率(30秒でわかる要点)
- 第一次検定の合格率:約50〜60%(選択問題のおかげで建築より高い)
- 第二次検定の合格率:約40〜50%(施工要領図の問題が特徴的)
- 難易度:4つの2級施工管理技士の中で2番目に難しい
- 合格基準:60%以上(第一次は40問中24問正解でOK)
- 特徴:第二次検定で施工要領図の判読問題がある(管工事独自)
結論から言います。2級管工事施工管理技士の合格率は、第一次検定が約55〜65%、第二次検定が約40〜50%です。4種の施工管理技士の中では中程度の難易度。第一次検定はしっかり対策すれば十分合格できるレベルですが、第二次検定の施工経験記述には入念な準備が必要です。
合格率の推移
第一次検定(旧・学科試験)
| 年度 | 合格率 |
|---|---|
| 2023年(令和5年) | 約58% |
| 2022年(令和4年) | 約56% |
| 2021年(令和3年) | 約63% |
第二次検定(旧・実地試験)
| 年度 | 合格率 |
|---|---|
| 2023年(令和5年) | 約46% |
| 2022年(令和4年) | 約48% |
| 2021年(令和3年) | 約53% |
💡 合格率から読み取れること
- 第一次検定は2人に1人以上が合格する。基礎をしっかり固めれば十分に合格可能
- 第二次検定は約半数が不合格。施工経験記述の対策が合否を分ける
- 年度による変動はあるが、極端に難化・易化する年は少ない
他の施工管理技士との比較
| 資格 | 第一次 | 第二次 |
|---|---|---|
| 2級建築 | 約35〜45% | 約30〜35% |
| 2級土木 | 約55〜65% | 約35〜45% |
| 2級管工事 | 約55〜65% | 約40〜50% |
| 2級電気工事 | 約55〜65% | 約40〜50% |
2級管工事は2級建築より合格率が高く、2級土木と同程度。4種の中では取りやすい部類に入ります。
施工管理技士の全体像は「施工管理技士とは?7種類の資格を徹底解説」で解説しています。
合格のためのヒント
✅ 合格者の共通点
- 過去問を最低5年分繰り返す(第一次検定は過去問の類題が多い)
- 第二次検定の施工経験記述は事前に完成原稿を用意しておく
- 選択問題の戦略を立てる(得意分野で40問を確実に取る)
- 勉強期間は3〜4ヶ月が目安(1日1〜2時間)
2級管工事の合格率に関するQ&A
Q. 令和6年度から第二次検定が変わったって本当?
はい。令和6年度(2024年度)から第二次検定の出題形式が一部変更されました。施工経験記述に加えて、施工要領図の判読問題が重視されるようになっています。過去問だけでなく新形式への対策も必要です。詳しくは「第二次検定の攻略法」をご覧ください。
Q. 管工事は建築より簡単?
第一次検定の合格率は管工事のほうが高い(50〜60% vs 建築35〜50%)ですが、専門性の高さでは管工事のほうが難しいと感じる人もいます。配管径・流速・冷凍サイクルなど、管工事固有の専門知識が多いためです。
まとめ
この記事のポイント
- 第一次検定の合格率は約55〜65%。しっかり対策すれば合格可能
- 第二次検定の合格率は約40〜50%。施工経験記述の準備が鍵
- 4種の施工管理技士の中では中程度の難易度
- 過去問5年分の繰り返し+経験記述の事前準備が合格の王道
次に読むべき記事:
実践練習で合格力を鍛える
令和7年度の公式合格率
2級管工事施工管理技士の合格率は、第一次検定と第二次検定で見方が変わります。第一次検定は前期と後期・同時受検分に分かれて公表されるため、単純に一つの数字だけで難易度を判断しないことが大切です。
| 区分 | 令和7年度の公式データ | 読み方 |
|---|---|---|
| 第一次検定(前期) | 受検者4,895人、合格者3,087人、合格率63.1% | 基礎知識を早めに固めた受検者が多く、合格率は比較的高めです。 |
| 第一次検定(後期等) | 受検者9,409人、合格者5,752人、合格率61.1% | 後期と第一次・第二次同時受検者の第一次分を含むため、母数が大きくなります。 |
| 第二次検定 | 受検者7,552人、合格者3,776人、合格率50.0% | 記述式と実務経験に基づく説明力で差がつきます。 |
※2026年7月2日時点で、一般財団法人 全国建設研修センターの令和7年度合格発表公表資料を確認して整理しています。申込区分や年度により見え方が変わるため、最新の公表資料も必ず確認してください。
数字から見る難易度
第一次検定は合格率だけを見ると6割前後ですが、出題範囲は機械工学、施工管理法、法規、配管・空調・給排水・衛生設備など広めです。合格率が高い年でも、全分野を均等に読むだけでは得点が伸びにくく、過去問で出る形を先に押さえる必要があります。
合格率から読み取るポイント
- 第一次検定は、40問中24問以上を安定して取る得点設計が必要です。
- 第二次検定は、知識だけでなく、自分の工事経験を施工管理の言葉で説明する力が問われます。
- 合格率が下がる年は、法規や施工管理法の取りこぼしが響きやすいと考えて、直前期に暗記分野を固めます。
- 設備分野に実務経験がない人は、空調・給排水・衛生設備の用語を図や現場写真と結びつけて覚えると定着しやすいです。
得点計画に落とす手順
合格率を眺めるだけでは対策になりません。2級管工事は、まず第一次検定で6割を超える状態を作り、第二次検定では経験記述と施工管理法の答案を早めに用意する流れが現実的です。
- 最初の2週間で、空調・給排水・衛生設備・施工管理法・法規の全体像を1周する。
- 過去問を解き、正解した問題も「なぜ他の選択肢が誤りか」を確認する。
- 24問正解を最低ラインにし、模試では28問以上を目標にして余裕を作る。
- 第二次検定を受ける人は、経験した工事名、担当業務、品質・工程・安全で実施した管理を早めに書き出す。
公式情報とあわせて確認すること
管工事施工管理技術検定は、一般財団法人 全国建設研修センターの2級管工事施工管理技術検定ページで、日程、申込方法、受検資格、受検手数料、合格発表資料が案内されています。最新の受検資格と申込期間は年度ごとに変わるため、受検前に必ず公式ページと受検の手引を確認してください。
次に読む記事
- 2級管工事施工管理技士とは?で、資格の位置づけを確認する。
- 受験資格・申込方法・試験日程で、今年申し込める区分を確認する。
- おすすめテキスト・参考書で、過去問と第二次検定対策の教材を分けて選ぶ。
- 独学の勉強法・学習スケジュールで、試験日から逆算した学習計画を作る。